子供のめまい、吐き気、耳鳴り
- 立ち上ると『めまい』がすると頻繁に訴える
- キーンと高い音の耳鳴りが続いている
- 朝から気持ちが悪くなり学校に行けない
- めまいを起こして気絶する事がある
- めまい、吐き気、耳鳴りの全てを訴えている
めまい、耳鳴り、吐き気は子供の自律神経機能が低下する事で引き起こす症状の代表です。
子供のめまい、耳鳴り、吐き気
めまい、耳鳴り、吐き気はあくまでも症状であり、病名ではありません。耳鳴り、めまい、吐き気を発生させる病気は様々ありますが、多くの場合は病院で検査をしても異常が無いと診断されてしまう様です。
まずは病院へ
子供がこの様な症状を訴えた場合、まずは病院で徹底的に検査を行う事が何よりも重要です。耳鼻科や脳神経外科、内科等の検査をお勧めします。
病院の検査で異常がない場合
病院の検査で異常が見当たらない場合、そこの先生によっては自律神経失調症と診断される事もありますし、心の問題と思われ心療内科を勧められる場合もあるかと思います。どちらにせよ『症状の原因』を改善するのではなく、『症状を軽減させる』薬を出される事が殆どです。
子供のめまい、耳鳴り、吐き気の原因
病院の検査で異常が無ければ自律神経機能の低下が原因です。
自律神経失調症の診断は先生次第
自律神経失調症の診断は『症状』で判断します。検査結果で判断するわけではありません。ですから、病院の先生によっては自律神経失調症と診断する人もいますし、何の異常もないと言われる先生もいます。要するに先生の『考え方』で診断が決まります。
自律神経失調症は精神的な問題?
自律神経失調症と聞くと精神的ストレスが原因と考えられます。確かにいじめや虐待の様な強い精神的ストレスは自律神経機能を低下させて様々な症状を引き起こします。
しかし、多くの場合は自律神経機能が低下しているから『精神的なストレスを受けやすい』『精神的なストレスを溜め込みやすい』と言えます。
友人関係、クラスメート、教師等の人間関係で全くストレスを感じない人などはいないと思います。嫌な事を言われたり、されたりする事は誰にでもあります。ただし、自律神経機能が正常ならば精神的なストレスを受けたとしても、日に日にストレスが抜けていき自律神経機能を低下させるまでに至りません。
しかし、自律神経機能が元々、低下していた場合は10のストレスを15で受け止め、尚且つストレスが抜けにくい状態となる為に精神的なストレスを受けやすく、溜めやすい状態となります。ですから、精神的なストレスは無関係ではない場合もありますが、多くの場合は自律神経機能が低下した事で『精神的なストレスに弱くなっている』と言うのが正解です。
自律神経とめまい、吐き気、耳鳴り
耳鳴り、めまい、吐き気などの症状の問題の多くは上部頚椎の歪みによって引き起こされます。頚椎とは首の骨の事です。頚椎は7つあるのですが、この頸椎が歪むとすぐ上にある脳幹という組織の働きが低下したり、過剰に反応したりする事でめまいや吐き気、耳鳴り等の症状を引き起こします。
特に上部頸椎の歪みは脳幹が近い為に、脳幹にも影響を与えやすく自律神経全体の機能も低下する可能性があります。
そして、上部頸椎がゆがむとその歪みをカバー、補正しようとして肩が丸まったり、反り腰や腰が丸くなったりする事で身体全体が歪み始め誰から見ても『姿勢が悪い』状態となってしまいます。
耳鳴り、めまい、吐き気を根本的に改善させるには
姿勢を改善して自律神経の働きを良くすること
めまい、吐き気、耳鳴りを根本的に改善するには薬では不可能です。薬は単に症状を軽減させるだけの効果しかありません。病院の検査で明らかな問題が無い場合、多くの場合は自律神経が低下した事で症状を引き起こします。
そして、自律神経の機能が低下する主な原因は姿勢の悪さ、要するに背骨のアンバランスが起因します。
背骨のアンバランスさを改善させて自律神経の通り道を良くする事、自律神経に物理的な負荷を掛けない事で自律神経が徐々に正常に働き始めて、結果的に耳鳴り、めまい、吐き気などの症状が改善します。