当院の施術方針
起立性調節障害や自律神経の症状によって不登校になっている子供を根本改善へと導く整体
当院の治療理念
『患者の健康と生命を第一とする』
この言葉は医学の父と言われているヒポクラテスの言葉で、私の師匠が最も大切にしている言葉でもあります。そして、当院でもこの言葉を治療理念とし、日々実践できるようにスタッフ一同、精進を重ねております。
『患者の健康と生命を第一とする』当たり前のように聞こえるかもしれませんが、数多くある治療院、病院でこの言葉を胸張って言える院は少ないのではないのでしょうか?病院も治療院も経営を考えなければなりません。様々な問題、しがらみがあり、この言葉を第一として考える事は簡単ではありません。
しかし、我々の仕事は単なるサービス業では無く患者さんの健康を扱う仕事です。いうならば、患者さんの人生をも変えてしまう仕事です。ですから、経営も大切ですが、やはり本質は患者さんを改善に導き、症状や疾患によって出来なかった『何か』を出来る様にする事が最も大切だと当院では考えています。
起立性調節障害や頭痛、めまい、精神的な症状を引き起こす自律神経の機能低下は直接、命に関わる様な問題ではありません。しかし、この様な症状、疾患は根本改善するか否かによって、その子の人生は大きく変わってきます。いわば、『人生を見る施術』という使命感を持って子供たちが元気に生活できるように最善を尽くして施術をさせて頂いています。
当院の施術方針
『患者の健康と生命を第一とする』という治療理念を遂行する為に当院には確固たる施術の方針があります。
根本療法
治療は根本療法と対症療法に大別されます。当院は根本治療を提供しており、対症療法は一切行いません。それが、患者さんの長期的な健康を考えた上で大切な事で、結果的に辛い症状を最短最速で改善する方法だと考えているからです。
対症療法とは症状を軽減させたり、感じにくくさせる治療法で原因を治す治療ではありません。例えば、虫歯で歯が痛くなったとします。歯が痛い原因は虫歯です。虫歯を治療するのが根本療法で、歯の痛みを抑えるために痛み止めを飲むのが対症療法です。
誰もが思うことですが、だったら対症療法など意味ないし、そんな治療などしたくない言います。しかし、現実は日本ほど対症療法が好きな先進国はありません。
例えば、風邪ひいて熱や鼻水、咳、喉の痛みが出たとするとすぐに薬を飲みます。この熱や鼻水などを起こしている原因は風邪ウイルスです。風邪ウイルスを治す薬は存在しません。
それなのに、何の疑問も持たずに『早く治すために』『こじらせないために』などとあり得ない事を言って薬を服用します。
もちろん、症状が辛いから飲んで少しでも楽にしたいという人もいます。それも、風邪などの『そのうち何もしなくても治る』病気ならば良いと思います。ですから、対症療法も使い方、考え方次第では非常に有効です。
では、起立性調節障害や自律神経症状の頭痛や精神的な問題についてはどうでしょうか?例えば、起立性調節障害ならば血圧を上げる薬を貰います。しかし、これは当然ながら対症療法です。血圧を自分自身の身体でコントロール出来るように仕向けるのではなく、薬でコントロールしようとします。
頭痛ならば頭痛薬、吐き気なら吐き気止め、めまいならめまいを和らげる薬、精神的な問題なら感情を喪失させる向精神薬、、、、全て対症療法です。
これらの症状は風邪の様に『そのうち治る』ものとはではありません。放置すれば年々悪化したり、その他の症状が出て来たり、病気になるかもしれません。ですから、この様な症状や病気の場合は対症療法で誤魔化すのは長期的には害になる事があります。
当院では原因に対する根本治療しか行いません。一時的に楽なる、軽減するという様な対症療法は起立性調節障害や自律神経症状に対しては長期的に見て問題があるからです。
起立性調節障害、自律神経症状を抱える子供で、姿勢が悪く自律神経機能が低下している状態ならば『姿勢を良くして、自律神経の働きを正常にする』施術のみを行います。
起立性調節障害、自律神経失調症などの症状や疾患に合わせて治療をするのではなく『姿勢を良くする、自律神経の働きを戻す施術』とお考えください。
逆に起立性調節障害、自律神経の症状が『姿勢が悪い事による自律神経機能の低下』が原因でないと判断した際は残念ながら当院では一切、お力になれません。
統合医療的な施術
統合医療は先進国では当たり前となっていますが、現代西洋医学の医師が強い日本には馴染みが無いかもしれません。統合医療とは現代西洋医学を基礎として、東洋医学やカイロプラクティック、オステオパシーなどの代替医療の良い部分を取り入れた医療体形を指します。
現代西洋医学の得意とする分野は感染症、急性外傷、命に関わる病気などの治療や検査はどの医療よりも群を抜いて優れており、西洋医学以外の選択肢はありません。しかし、西洋医学も万能ではなく慢性的な疾患や生活習慣病と言われる疾患などに対しては苦手としています。
疑問に思うかもしれませんが、西洋医学では慢性疾患を治すといった発想、方法はほとんどなく、症状を抑える為の対症療法しかありません。
また、検査に関しても目に見える病気、疾患でないと『異常なし』となり治療法がありません。症状はあるのに病院の検査では異常が無いといわれた、、、
こんな経験はあるのではないでしょうか?これが、西洋医学の問題点です。逆に代替医療は感染症や急性期の怪我、命を脅かす病気やケガに関しては無力です。
東洋医学、カイロプラクティック、オステオパシーなど代替医療とされる医療は『身体の診かた』が異なり、検査や治療法も異なります。
全てには当てはまりませんが、多くの場合、西洋医学は『局所的に病理を診る』事を得意とし代替医療は『身体全体』を見る事を得意としています。どちらもメリット、デメリットはありどちらが良い悪いではありません。
要するに、西洋医学の優れた検査や治療法、代替医療の優れた診かた、治療法、検査法を取り入れ、苦手とする分野は補うという医療体形が統合医療と言われるものです。
そして、世界の流れは統合医療に傾いています。世界保健機構でも西洋医学一辺倒では医療としては限界があり、今後は統合医療を推し進めていくべきだと言っています。ですから、日本は乗り遅れていますが先進国では統合医療的に身体を診ていくのは常識となりつつあります。
当院も病院との医療連携を取り、病院でしか出来ない必要な検査、治療は病院で行って頂いたり、逆に我々にしか出来ない検査や施術もあるので、そこは当院が責任を持って行っています。
予防医学 (健康予防)
『予防医学こそが医療の真髄である』この師匠の言われた言葉を当院でも大切にしております。医学の父であるヒポクラテスやトーマスエジソンも予防医学が最も大切だと説いている事は有名です。
予防医学とは簡単に言えば病気にならない身体作りをする事です。予防医学は一次予防、二次予防、三次予防などあり、様々な考え方もありますが、ここでは当院が考える健康予防について書いてみたいと思います。
例えば、高血圧の薬を飲むことは脳梗塞などにならない為の予防医学だと思うかもしれませんが、これは病気予防です。薬で身体をコントロールする事は健康予防とは言えません。
健康予防とは血圧が高い事が問題なら自力で血圧を下げる様に身体を作る事です。
健康予防は何も難しい事ではありません。健康は運動・栄養・休養の3つをバランスよく整える事です。適度な運動が出来る身体、消化、吸収、排泄が出来る身体、質の良い睡眠が取れる身体にする事が健康予防だと当院では考えております。
しかし、どこか痛めており運動が出来ない、運動する気力が湧かない、、、、、内臓をコントロールしている自律神経の働きが悪く消化、吸収、排泄が上手くできていない、、、、姿勢が悪く肺が圧迫されてたり、自律神経のバランスが悪く質の良い睡眠が取れない、、、、、
これらは背骨のバランスが悪い事により自律神経機能が低下した結果という可能性が高いといえます。ですから、この状態を改善、正常にさせる事こそが健康予防になります。
また健康予防は『未病を治す』事ともお考えください。未病とは病気になる手前の状態です。
病院では異常が無いと言われるが、何らかの症状を抱えているという状態です。
代表的な症状としては頭痛、肩こり、めまい、倦怠感などです。これらの症状が出た場合は未病のサインです。そして、未病は自律神経機能低下によって発生する事が9割以上と言われています。病気になれば手術や薬が必要になる事があります。病気になる前に未病の段階で原因を治す事こそ予防医学だとも言えます。
検査8割・治療2割
検査8割・治療2割とは適切な検査が治療結果の8割を決める、使える時間の8割を検査に費やす事が望む結果を生むという意味があります。どこが悪いのか?どの様な治療が必要なのか?これが分からない事には治療など出来る訳がありません。
病院でも手術している時間よりも様々な検査に時間を掛けるのは当たり前です。虫歯がどこにあって、どの程度の深さなのかを調べてから治療するかと思います。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、病院とは違い整骨院や整体院、カイロプラクティック、鍼灸院など代替医療と呼ばれる治療院はこの検査がいい加減な場合が多いように感じます。
例えば、レントゲンも見ずに触診や視診だけで『背骨が歪んでいる』『骨盤が歪んでいる』などと言って施術をしてしまっています。『自律神経の働きが悪い』などと自律神経の働きを客観的に測定しないで問診だけで判断して施術します。
背骨の歪みはレントゲンを見なければ何も分かりませんし、事故にも繋がります。自律神経もどの様に乱れているのか?そして、施術の結果、改善しているのかは客観的な判断基準が絶対に必要になるのです。
患者さんの痛みや症状、術者の触診や視診など主観的な問題、検査も大切にしておりますが、主観的な検査に囚われず客観的な検査で患者さんの状態を把握する事を第一と考えています。それが、安全に効果的に施術を行える唯一の方法です。
*整骨院ではレントゲンの指示、診断は行なえませんので、患者さんのご判断でレントゲンは持って来て頂いており、施術の際の参考資料として診させて頂いております。